*更新情報:2021年5月6日開催終了につき追記しました。
埼玉県川越市内に建つ蔵を利用したアートイベント「蔵と現代美術展」が
「サテライト寄居展」を開催されました。
2021年5月1日に各会場で作品を鑑賞してきましたのでレポートいたします。
展示会レポート
川越〜寄居の作家さん達を中心に集められた作品と
寄居町の歴史ある建物達が、とても良く調和した素晴らしい展示会でした。
写真撮影もOKで会期も終了いたしましたので、写真を掲載しながらその一部をご紹介いたします。
↑冒頭の写真も含め、リノベーションした古民家である「壺中居」。2階のスペース活用した立体的な展示です。
白い壁、黒い梁が映え、各作品も個性豊かな、素晴らしい展示でした。
壺中居では一階部分の展示とともに、建築とお庭を撮影されている方も多々いらっしゃいました。
日本料理喜楽さんの展示の一部です。
寄居で活動されている作家さんとの出会いも多く有り、とても嬉しく感じました。
作家の皆様のお話を聞くと、このような展示の機会にとても喜んでおられた事も印象に残ります。
喜楽さんではこの期間中お蕎麦のランチも提供されております。味しかったです。
アトリエリカさんへ移動。
この展示会では街歩きの楽しさも味わえるのが大きな特徴だと感じました。
会場同士の移動自体が楽しいのです。
次回は是非、寄居町の魅力的なスポットや飲食などもセットで
存分に楽しんで頂きながら巡れると良いなと思います。
リカさんの店内、相変わらず素敵です。お店そのものがアートだと思います。
この機会に是非訪れて頂きたい寄居町のお店の一つです。
↑アート作品は2階に展示されております。
私はこの展示が好きでした。
後ほど作家さんにご挨拶させていただきました。
川越のアーティストの皆様と交流できたのも嬉しかったです。
次回川越展を訪問させていただくのも楽しみになりました。
そして今回の会場で一番大きなスペース。福島ハウジングさんの蔵です。
寄居町出身の画家、小林裕児さんの作品や、ドイツからのゲスト作家さんの作品、
素敵なインスタレーション作品が多数ありました。
ドイツのアーティストの展示。
中央の作品はAR技術によりInstagramと連動する驚きの作品でした。
スマートフォンをかざして、作品のスクリーンショットを撮影。
面白いですね!このような最新技術を使った作品が見られたのも良かったです。
(中央、ビジュアルの間に少し頭を出しているのは、久々お会いしたIさんです。)
蔵の2階の展示作品。伝統的な美と現代的な表現が調和する。美しい作品でした。
内部の適度な明かりと外からの自然光が相まってとても良いかったです。
この蔵の空間と時間が融合した作品だと思います。
こちらも蔵の2階。大きな立体作品です。
紙や紐などで構成されているのですが。
蔵の打合の漆喰と柱や梁等と一体化した有機物ように私は感じたのが不思議です。
とても印象に残る作品でした。
ご紹介が最後となりましたが、寄居町出身の画家、
小林裕児さんの作品を観る事ができたのも嬉しかったです。
まだまだご紹介しきれない素晴らしい作品と空間が沢山ありました。
参加アーティスト一覧は以下のとおりです。
今回の展示会を企画・実行された「蔵と現代美術実行委員会」の皆様とアーティストの皆様。
会場提供など、ご協力された皆様に敬服いたしました。
是非またの機会を作って頂ければと思っております。
蔵と現代美術展について
「蔵と現代美術展」は川越で開催されております。
回を重ねるごとに盛り上がりを増し、2019年には第6回を開催、
ホームページでは過去の展示のアーカイブ見ることが出来ます。
蔵や古民家、その庭等を会場に素敵な現代美術作品を展示されており、
とても興味深いイベントとなっております。
開催趣旨について、ホームページより一部抜粋です。
蔵独特の密閉された空間は、インスタレーションなど現代美術作品の展示会場として極めて適した場所である。
川越市内に点在するこの空間を利用しての現代美術の発表は、同時に地域コミュニティーとの連携を深めることでもあり、蔵の街川越の文化的発展に大きく貢献して来ている。
素晴らしい取り組みですね。
今回寄居町でサテライト展が開催され、とても素晴らしい展示会でした。
今回の展覧会カードです。
主催は「蔵と現代美術展実行委員会」と「寄居町若者会議有志メンバー」の皆さん。
参加作家として
・蔵と現代美術展実行委員会有志
・寄居在住作家有志
・特別ゲスト 小林裕児
会期 2021年 5月1日(土)〜5月5日(水)
時間 10:00〜17:00
*初日は13:00〜 最終日は16:00まで
会場は寄居駅から徒歩10分圏内で以下の建物となっております。
・福島ハウジング「蔵」
・アトリエリカ
・日本料理喜楽
・壺中居
グーグルマップ上に4箇所をマークした地図は以下となります。
それぞれの歴史ある建物の趣を味わい
寄居町の町並みを楽しみながら巡回できる良いロケーションでした。
デジタルサイネージを設置しました
今回、あらかわプレスとして、寄居町「アートコア㈱」さんのご協力により
「蔵と現代美術展」についてのデジタルサイネージを制作し、設置させていただきました。
初めての経験でしたが、今回は展示空間のノイズにならないように心がけ、
比較的シンプルな表示でしたのでスムーズに作成できたと思います。
今後この技術を是非取り入れてみたいと感じました。
蔵と現代美術展デジタルサイネージについての記事は以下です。
寄居町の「アートコア㈱」さんの素敵な「デジタルサイネージ・サービス」を使ってみました。「蔵と現代美術展サテライト寄居展」にて。
以上、2021年5月1日(土)〜5日(水)
「蔵と現代美術展2021」が埼玉県寄居町でサテライト開催についてでした。