花園インターから車で北に10分程度走った付近。
園芸業者さんや、養鶏業者さんなどがあり、
広々とした農地や緑も多くのどかで美しいエリアが櫛引地区です。
そこに戦争遺構、「東京第二陸軍造兵廠櫛挽製造所跡」はあります。
太平洋戦争末期の昭和19年(1944年)に兵器の増産と工場の疎開のため
中等学校以上の生徒や学生の軍需産業へ動員し
造兵廠(しょう)深谷製造所がつくられ、
2300名の方々が労働に当たったそうです。
櫛挽製造所は現在その多くの建物は無く、
建造物の一部が点在してるそうです。
中でも畑の中に目を引くのがこの建物です。
初見で畑の中に忽然と建つ佇まいは不思議な感じがします。
その不思議さ故、その歴史を調べれば
今ある平和も大戦の歴史と地続きで有ることを再度確認することができます。
見学用に整備されている建物ではありません。
また農地の中にありますので、見学にはご配慮のほどお願いします