更新情報：2021年1月26日 火曜サスペンス版について追記しました。
2020年5月緊急事態宣言下のゴールデンウィーク、
家で多くの映画を見ております。
NetflixやHulu,アマゾン・プライムなどの動画配信サービスが非常に重宝しますね。
先日見た映画の一つが、松本清張の原作を野村芳太郎監督が映画化した「鬼畜」です。
タイトル通り、見るのに少々気合が要る映画です。
しかし見てみると、片時も目が離せず、恐ろしく、すごい映画でした。
当時第２回目であった日本アカデミー賞で
主演の緒形拳さんは主演男優賞、野村芳太郎監督は監督賞を受賞されております。
そしてこの映画、当時の寄居町の富田地区「男衾駅」と周辺が
タイトル直後から映し出され、劇中で何度も出てくるのです。
予告編としてYouTube公式で、
当時の男衾駅や東武東上線が走る空撮など
冒頭部分まるまるを見ることができます。
劇中では当時の様子が鮮明に記録されております。
監督は「男衾」（おぶすま）という駅名のインパクトも意識されたのではないでしょうか？
劇中ではホームから改札へ踏切を渡って移動する場面も出てきます。
今はピカピカの新駅舎になりロータリーも整備されていますので
当時を懐かしく感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
緒形拳さんと岩下志麻さんが演じる夫婦が営みむ印刷所は川越市にあり
川越市の当時の様子もわかります。
私は、アマゾン・プライムの松竹チャンネルで見ましたが
上述のYouTubeやiTunesでも配信しております。
以上、名作映画「鬼畜」を紹介しました。
男衾駅は以下の場所にあります。
ちなみに2002年火曜サスペンス版は
ビートたけしさん主役で本庄市スナックが出てくる設定のようなので
Amazonで中古盤を購入し鑑賞しました。
ビートたけしさん、黒木瞳さん・室井滋さん主演です。
オリジナル版の「川越と男衾」が「川口と本庄」に舞台が移されています。
本庄駅や周辺の様子、スナックやパチンコ店などを背景に
ビートたけしさんが演じております。
役者陣の演技や演出の違いを比較しながら見ると面白かったです。
テレビドラマ版ということもあってか、やはりオリジナル版の圧倒的迫力にはかないません。
緒形拳さん初め当時の役者陣の偉大さを改めて感じることができました。
