寄居町在住の小説家【藤原無雨】さんの作品「その午後、巨匠たちは、」「水と礫」が素晴らしいです。

今年の春、とある場所で埼玉県寄居町に在住の小説家、藤原無雨(ふじわらむう)さんとお会いする機会がありました。

とっても良い方でいつかその著作を読みたいなと思いました。

2022年現在最新の著作「その午後、巨匠達は、」が高円寺駅前の文禄堂で目に入り購入。

本については以下の文言を引用いたします。

北斎、レンブラント、モネ、ダリ、ターナー、フリードリヒ、そして歳を取らない女・サイトウ。彼らは、救世主か? 破壊者か? 円城塔、歓喜! 驚愕の注釈小説の誕生。文藝賞受賞第一作。

河出書房新社 ホームページより

『その午後、巨匠たちは、』発売中です! 過去の有名画家たちが神様になるお話。ダリ、レンブラント、フリードリヒ、ターナー、北斎、ダリ、ピンと来たら、来なくても楽しめるので、よろしくお願いします!

藤原無雨 Twitter

「お も し ろ い!」帰りの電車で読んで、
休日の翌日に日帰り湯の休憩所で夢中で一気に読みました。

その時の私の感想ツイートが以下です。

「その午後、巨匠たちは、」読了。荘厳、ほっこり、不思議、不穏、笑い。
目覚めた時戻りたくなる夢のような本でした。ありがとうございました。またお会いできたらと思います。 ーあらかわプレス Twitter

 

続いて、第57回文藝賞受賞を受賞した「水と礫」を川越のLIBROで購入、読了。

更に感動。私の感想ツイートです。

「水と礫」藤原無雨著・読了。家族が増えてゆく事で人生(本作中では風景)が拡張、共有されてゆく感覚。1人旅立つ事への切望と恐れ。いつも確かに私の中にある葛藤を優しく肯定してくれた読書体験。素晴らしかったです。またも大切な本となりました。またお会い出来たらと思います。
あらかわプレス Twitter

われながら、」エモーショナルな感想を書いておりますが、それだけ心にささりましたよ。
しかし、けっして難解な小説ではないのがまたすごいと思っております。

2冊を読んで、私的には近年出会った、作家、小説で最も好きな本になっております。
いやほんとすごいんです。素晴らしいんです。

そんな藤原無雨さんが寄居町に住んでおられるというのもあらためて嬉しいです。
藤原先生にお会いした場所でもある、喫茶店の主人がインタビューして動画を送ってくれました。

 

 

インタビュアー「先生、寄居の魅力はどんなところでしょうか?」

藤原先生

「いろんな宣伝とかにならなくって申し訳ないのですが、
僕にとっては、山が見えるところが一番好きです。
ふるさとの兵庫県姫路市が山が見えるところで、そういうところで育ったもので。
関東平野に住んでいた頃は山が見えず、違和感を感じていたんだと思います。
寄居に来てから山が見えてすごくホッとしました。故郷に帰ってきた感覚です。」

インタビュアー「ありがとうございます。」

本当それ・・・・嬉しいですね。

 

最近では文藝春秋社の文學界の7月号にも寄稿。
私的に好きな作家さんたちと一緒に読めてまた感動。
寄居町在住の小説家「藤原無雨」さん。ぜひ皆様にもおすすめいたします。

 
河出書房新社 藤原無雨の著作ページ
藤原無雨/マライヤ・ムー Twitterアカウント

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