埼玉県北部、深谷市育ちの映画監督。入江悠監督。
その作品をいつも楽しみに見せて頂いております。
2009年に「SRサイタマのラッパー」で注目されその年の
シネマハスラー年間ランキングで1位となりました。
「なんと!県北からすごい映画監督が現れたっ!」と
大興奮した事を覚えております。
そして2020年、今や日本を代表する映画監督のお一人です。
先日、アマゾンプライムで、続編の
「SRサイタマのラッパー2 女子ラッパー☆傷だらけのライム」を改めて鑑賞しました。
寄居町で撮影されたシーンが多数あるこの映画。
傑作である「1」の続編です。
中でも忘れられない、
主人公たちが様々な逆境で傷き、それでもラップを続ける姿。
内面から湧き上がってくるようなフリースタイルシーン。
「2」ではさらに
1の主人公たちも入り交じるMCバトルとして、
群像劇であるそれぞれ個性も盛り込んだフリースタイルリレーとして見せてくれます。。
またシリーズに一貫するリアルな北関東の地方感が描かれ、
女子であっても容赦なく負の要素が刺さりまくります。
まさに「傷だらけのライム」。
愛おしさと共感の涙が入り混じって号泣です。
やはり「2」も傑作でした!
入江監督、今や押しも押されぬ存在ですが、
女子ラップグループの主要メンバーとして、
同じく実力を広く認められるこ事となった名優、
安藤サクラさんのラップが聞けるのも嬉しいです。
この映画は寄居町において映像撮影を誘致・支援し、
映画、ドラマ等の作品を通して魅力あふれる寄居の表情を紹介し
寄居町の振興を図る事を目的として活動されている
YFC(ヨリイフィルムコミッション)さんが寄居町をロケ地として誘致し、撮影されました。
入江監督の映画の中で寄居町の風景が焼き付けられているのはとても嬉しいです。
特報動画にもありますが、前半のクライマックス。
MCバトルとその後の泣き笑い展開が見られる河原に「玉淀河原」。
主人公の働く実家として「大黒屋商店」さんが、
そのまま、こんにゃく屋さんとして登場しています。
改めて劇中で主人公も着ている大黒屋Tシャツが欲しくなってしまいました。
YFC(ヨリイフィルムコミッション)さんの活動は
映画や音楽、芸術の舞台となり、創造する方が集まる寄居町を
現代でも実現されており、とても素晴らしいです。
皆様にも是非この映画を見て頂けたらと思います。
あらかわプレス大黒屋商店さんの記事。
MCバトル、TKD岩 ロケ地 玉淀河原