深谷市「畠山重忠公史跡公園」で坂東武士の鑑と称される、「畠山重忠公」と平安〜鎌倉時代の歴史に触れてきました。「鎌倉殿の13人」にも登場です。

更新情報 2022/02/19 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」についての記述を追記しました。

埼玉県深谷市畠山、花園インターから車で10分ほどの
田園が広がる風景の中、「畠山重忠公史跡公園」があります。

2022年放送開始のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも登場し、
劇中では中川大志さんが演じます。

畠山重忠はこの地、武蔵国男衾郡畠山に生まれ、
1180年の源頼朝の挙兵時には平家方の大庭景親に味方しましたが、
石橋山の戦いに敗れた頼朝が安房に渡って再挙すると、これに従いました。
以後、鎌倉幕府の有力御家人として活躍します。
頼朝亡き後の1205年(元久2年)、北条時政により
領地から鎌倉に赴く途中、武蔵国二俣川(現在の横浜市旭区)で討死しました。

頼朝の鎌倉入りの先陣を務め、
宇治川の戦い、一ノ谷の戦いなどに参陣し、多くの伝説を残しています。


(画:歌川国芳、江戸時代)

『源平盛衰記』で描かれる一ノ谷の戦いで、義経率いる精兵70騎に加わり、
鵯越(ひよどりごえ)の逆落とし(断崖絶壁を駆け下りる奇襲)では、
豪腕の重忠が馬を背負って断崖を駆け下りたと伝えられております。

この公園の銅像もその時の姿で、
子供の頃、郷土史の授業でこの話を聴いて興奮したことを思い出しました。

ここは重忠の館跡を整備した公園で、
重忠とその家臣のものといわれる五輪塔や重忠産湯の井戸などが残されてます。

元埼玉県知事・畑和(はたやわら)氏作詞の重忠節の碑もあります。

 国は武蔵の 畠山
 武者と生まれて 描く虹
 剛勇かおる 重忠に
 いざ鎌倉の ときいたる

公園内には解説板や音声アナウンス等も整備され、
地元の皆様が「坂東武士の鑑」として誇りとしていることが伝わってきます。

今回、このように身近に
古く鎌倉時代の歴史と英雄の物語に触れられる場所があるとを改めて気づきました。
今度は是非子供達を連れてきたいと思います。

皆様にも「畠山重忠公史跡公園」を訪れて頂き、
坂東武士、畠山重忠公の生涯と歴史に触れていただければと思います。

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