深谷市の300年の歴史を有する「七ツ梅酒造跡地」にある素敵なミニシアター「深谷シネマ」さんに行ってきました。

普段は埼玉県北、関越花園インターチェンジから寄居町の記事をご紹介しておりますが、
今回はちょっとエリアを広げて、素敵なミニシアターについて書きたいと思います。
深谷市にある「深谷シネマ」さんです。

深谷シネマさんは、300年もの歴史をもつ「造り酒屋七ツ梅酒造」跡地の一角にある映画館です。
冒頭の写真は劇場前の建物です。本当に趣がありますね。

表通りから入ると、酒蔵時代の建物達の中を進みます。
それらの建物は、雑貨屋さん、居酒屋さん、食堂、カフェ等が営業しており
とても魅力的で映画の前後に訪れるのも良いと思います。

七ツ梅酒造跡の運営・管理を通じて、歴史的建造物の保全と市街地の活性化に取り組んでいる
「一般社団法人まち遺し深谷」さんの活動によってこの空間が実現しております。
とても素晴らしい活動ですね。

この空間自体が映画のセットのようです。
ドラマ・映画のロケ、写真撮影等に利用可能だそうです。
詳しくは「一般社団法人まち遺し深谷」さんのホームページをご参照ください。

奥に入ったところに「深谷シネマ」さんがあります。
こちらに移る前から長い歴史を経られております。

1999年「県北にミニシアターを!市民の会」が立ち上がり、
商店街のフクノヤさんの店舗の一部を借りて「フクノヤ劇場」を開館、
2002年7月深谷市・商工会議所・市民の協力を得て旧さくら銀行跡地を改装しオープン。
数々の上映を重ね、
2010年に「七ツ梅酒造跡」に移転オープンされました。

長い間の活動により現在があるわけです。
皆様の情熱とそれを支える映画関係者、
ファンの皆様の思いに感服いたします。

上映作品のラインナップも素晴らしく。
時には監督や制作の方々、役者さんも舞台挨拶に訪れます。

この日は今年2月に見逃してしまっていた「レ・ミゼラブル」(2020年)を見てきまいsた。
有名なヴィクトル・ユーゴーの著作映画化ではなく、
昨年のカンヌ映画祭で審査員賞を受賞した社会ドラマです。
2月の時点でも単館系の映画館で公開されていて悔しくも見ることができなかった作品で
今回「深谷シネマ」さんで上映されると知って行ってきました。

評判通り、期待通りの素晴らしい作品でした。
今年見た映画で現在のところベスト1です。
県北でこのような作品が映画館で見られるのは本当に嬉しいです。

2020年の状況の中でもまたミニシアターへの影響は大きく
多くの映画を愛する方々が支えていると伺っております。

こうして「深谷シネマ」さんで作品を楽しむことができて良かったです。
これからも楽しみに伺いたいと思います。

深谷シネマホームページ
一般社団法人 まち遺し深谷 ホームページ

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